あれから2カ月後…家が決まりました
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主人が気にいっている斜面の家と、私が気にいったA社の整形地。
どちらにしようかとお互いの様子を見ながら悩んでいる間、A社のベテラン営業マンから主人に電話がかかってきました。
「ご主人、どうですか?今日、帰りに寄れますか?もう一人、買いたいっていう人がいるんで、他で買われる前に急いだほうがいいですよ!来れますか?」
主人はせかされると嫌なタイプなので、この追い込むような電話に切れてしまいました…。
「そこは買わない!え?うちの奥さんが気に入っている家?あそこもだめだ!裏に集合住宅があって、治安が良くない!かみさんもそう言っている!もうかけてくるな!!」
その電話を横で聞いていて、
ちがーう!!違うだろ!お前よ!!このくそ旦那!!(殺意)
「裏に集合住宅があるけど、そっち側にはおおきな窓がなく、小さな窓だし、大丈夫そうね。あとはフェンスや植木で隠したらいいと思うよ」って、私は話したじゃんか!なんで、自分が気に食わないからって、人の話を聞かないの?
自分の頭にあることしか吸収しなくって、しかも、なんで私まで使って断ってんだよ!
私は主人や子どもたちのこと、自分以外のことも含めて考えているのに、この人は結局、自分のことしか考えていなかったんだ!!
そう気が付いた途端、ガラガラガラーと何かが崩れました。
なにが崩れたと思います?
それは、主人へ対する愛っすね。
人って一瞬で愛情がなくなるものなんですね。いやいや、以前から主人てそういう傾向があったんですよ。でも、今までは耐えていたんです。気にしないようにしてただけ。
みなさん、チベットスナギツネってご存知ですか?
まさに、あの表情みたいになりましたよ、私。
これです、これ。
この表情のまま、主人お気に入りの斜面の家の契約にも行ったし、銀行や引渡し前の現場確認にも行きました。
いつもだったら、事前にいろいろ調べて、主人のフォローに入っていた私ですが、主人が困っていても一切、手を出しませんでした。
「自分ひとりで決めた家なんだから、あなたが調べておけばいいじゃない」
このスタンスですよ。
ついでに仕事も辞めてやりました。今の都心部に近いマンションからは勤務地は近いですが、斜面の家に引っ越したら遠くなります。片道1時間半ですからね。
ただでさえ、共働きは女の方の負担が大きいのに。
少し前までは、それでも一緒に頑張ろうと思っていましたが、そんな気持ちも失せました。
ひとりよがりで決めた家なのだから、せいぜい一人で頑張ればいいと思っています。
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